20年の実体験で培ったクレーター肌の治し方や隠し方
私は20年以上、ニキビとクレーター肌に悩み続けてきました。そこで培ったクレーター肌の治し方や隠し方のテクニックなどをご紹介できたらと思います。
クレーター肌について
クレーター肌とは?
クレーター肌とは毛穴や毛穴周辺の皮膚が傷つけられて、デコボコの肌になってしまったお肌の事を言います。
月などに見られるクレーターからそう呼ばれているようです。
クレーター肌になる原因
クレーター肌になる原因には、「ニキビ跡」「毛穴の詰まり・開き」「皮膚炎」がありますが、多くの場合がニキビ跡が原因です。
私もニキビ跡が原因でクレーター肌になってしまいました。
なぜニキビ跡がクレーター肌に
腫れて赤く腫れた炎症ニキビを放置したり、間違ったニキビケアや無理矢理潰してしまったりしてクレーター肌になってしまいます。
簡単に言うと皮膚は『表皮(表面の皮膚)』と『真皮(内側の皮膚)』でできています。
『表面の皮膚(表皮)』は頻繁に細胞分裂しているので、傷や炎症が起きてもすぐに修復されます。
一方『真皮(内側の皮膚)』は、頻繁に細胞分裂がされないためダメージを負ってもなかなか修復されません。
ニキビが『表面の皮膚(表皮)』にとどまってくれれば、修復され綺麗な肌に戻るのですが、『真皮(内側の皮膚)』にまでダメージが及んでしまうと修復されず凸凹した皮膚になってしまい、クレーター肌ができてしまいます。
クレーター肌になってしまったらどうしたらいい?
1、美容クリニックで治療する
レーザー治療やダーマペン治療・ピーリングなどのクレーター肌治療があります。
クレーター肌を1回の治療で治すことは難しく、最低でも5回~10回ほど通い、治療期間も3ヵ月~12ヵ月程度かかります。
保険の利かない治療になるので、費用も10万円~50万円ほどかかってしまいます。
2、日々のスキンケアで改善する
ご自宅でのスキンケアだけで完全にクレーター肌を改善することは難しいですが、デコボコを目立たなくしたり開きやすくなっている毛穴を縮めたりすることは、ご自宅のスキンケアで改善することができます。
お肌に良くないケアをしているかもしれませんので、洗顔方法やスキンケアを見直してみてください。
なにより重要なのは、今以上に悪化しないようにする為にも正しいスキンケアや保湿をすることを心がけてください。
クレーター肌の洗顔方法
洗顔は朝と夜の1日2回までにしてください。洗いすぎは逆効果です。
- お肌に優しいクレンジング剤でメイク汚れをしっかりと落とします。
- 泡立てネットで洗顔料を十分に泡立ててください。
洗顔料にはお肌に優しい弱アルカリ性や酵素系のものがオススメです。 - ついついゴシゴシ洗いたくなってしまいますが、決してこすらず泡でプッシュする感じにしてください。
ゴシゴシしなくても洗顔料の洗浄効果で十分落ちます。
ゴシゴシ洗いをしてしまうと必要な皮脂も落としてしまいます。 - すすぎはぬるま湯を使用し、すすぎ残しがないよう丁寧に優しく行ってください。
- 拭き取りはタオルで軽く押し付ける感じで行ってください。ここでも決してタオルでこすらないでください。
クレーター肌のスキンケア
- 洗顔後はお肌が乾燥してますので、すぐに化粧水で十分に保湿してください。
手にたっぷりと化粧水を付け、お肌に優しく押し込むイメージで行ってください。※叩いたり擦ったりするのはNGです。
化粧水はオイルカットの油分が入っていない物を選んでください。 - 化粧水だけだと保湿成分が蒸発してしまい乾燥してしまいます。化粧水の後は乳液を付けてください。付け過ぎに注意し、優しく擦らず押し込むように塗ってください。
- 最後に保湿クリームで蓋をします。顔に一定間隔で置くように付け、優しく伸ばしてください。クリーム部分だけを触る感じで軽く滑らせるように塗ってください。
3、お化粧で隠す
治療は費用も高く、期間もかかる為、化粧で隠すのが現実的になるかと思います。
化粧で隠す際にポイントがいくつもあるので、押さえておいてください。
- お化粧前に保湿スキンケア。スキンケアは保湿成分がたっぷりと入っている乳液や化粧水を使ってください。お化粧のノリが悪い場合は、乳液や化粧水の保湿成分をチェックしてみてください。
- リキッドファンデーションをスポンジに含んで穴を埋める。
- ファンデーションより1段階明るい色のコンシーラーで凹みの影を見えにくくする。
- もう一度リキッドファンデーションをスポンジでプッシュ(こすったりしない)
- 大き目のバフでフェイスファンデ(頬以外にはフェイスパウダー)
- マットなチークで仕上げる。
クレーター肌にならない為に最も重要なのはニキビ対策
クレーター肌にならない為には『ニキビができにくいお肌の環境づくり』『ニキビができたら適切な対応』が重要になります。
なるべくニキビを作らないようにして、もしニキビができてしまったら早めにケアをし、赤く炎症した赤ニキビにならないよう正しくケアをしてください。
大人ニキビができる原因
- ビタミン不足
- ストレス
- 生活習慣の乱れ
- 乾燥
などが大人ニキビができる主な原因となります。
ニキビができにくいお肌の環境づくり
- 特にビタミンを意識し、バランスのよい食事と摂りましょう
- 摩擦をしないよう優しく洗顔してください
- 低刺激で油分が少ないスキンケアで保湿が大事です
- 睡眠をしっかり取り、規則正しい生活を心がけてください